アッラーの美名と属性を信じること (信仰の6本の柱)

アッラーが、その書(クルアーン)と、その使徒rのスンナの中で、ご自身に確定された美名と属性を、かれにふさわしい形で信じること。

アッラーは最良のお名前と、完全な属性を備えられたお方です。かれの美名と属性において、似た存在はありません。アッラーは仰せられました。『かれに似たものなど、何一つない。そしてかれは、よく聞かれるお方、よくご覧になるお方である。』(クルアーン42:11)ゆえにアッラーは、その全ての名美と属性において、何らかの造被物がかれに似るなどということから無縁なお方なのです。

アッラーの美名の一例:

アッラーは仰せられました。『慈悲深く、慈愛深いお方。』(クルアーン1:3)

また、アッラーは仰せられました。『そしてかれは、よく聞かれるお方、よくご覧になるお方である。』(クルアーン42:11)

また、アッラーは仰せられます。『そしてかれは、威光高いお方、英知に溢れたお方。』(クルアーン31:9)

また、アッラーは仰せられました。『アッラーは、かれの外に崇拝すべきもののないお方。永生するお方、全てを司るお方。』(クルアーン1:3)

また、アッラーはこうも仰せられました。『全ての賛美は、全世界の主アッラーにあり。』(クルアーン1:2)

アッラーの美名と属性を信じることの実益:

  1. アッラーを知ること。アッラーの美名と属性を信じた者は、アッラーについての知識が増加し、ひいてはアッラーへの信仰も明確に増加すると共に、アッラーを唯一視する力も強化されます。そしてアッラーの美名と属性を知った者が、その心をかれIへの崇敬と愛情、従順さで満たされるということは、真実なのです。.

  2. アッラーをその美名によって讃えること。これはアッラーの念唱の中でも、最善の種類です。アッラーはこう仰せられました。『信仰する者たちよ、アッラーを沢山念唱するのだ。』(クルアーン33:41)

  3. アッラーにその美名と属性でもって、お願いすること。アッラーは仰せられました。『そしてアッラーにこそ、美名は属する。ならばそれでもって、かれに祈るのだ。』(クルアーン7:180)例えばそれは、以下のように言うことです:「糧を授けて下さるお方よ、私にお授け下さい。」「よく悔悟をお受け入れになるお方よ、私の悔悟をお受け入れ下さい。」「慈愛深いお方よ、私をお慈しみ下さい。」

最高レベルの信仰:

 信仰には様々なレベルがあります。ムスリムの信仰は不注意と罪により減少し、アッラーへの服従と崇拝、畏怖の念が増加すればするほど、信仰も増加するのです。

 最高レベルの信仰とは、イスラームの教えが「イフサーン(至善)」と名付けたものです。預言者rはそれを、次のような言葉で定義しました:「あたかもアッラーを見ているかのように、かれを崇拝すること。そして、たとえかれを目にしていなくても、実にかれはあなたをご覧になるのだ。」(アル=ブハーリー50、ムスリム8)

 あなたが立つ時も、座る時も、真面目な時も ふざけている時も、あらゆる状態においてアッラーがあなたをご存知になり、ご覧になっていることを思い出して下さい。アッラーがあなたをご覧になっていることを知りつつ、かれに逆らってはなりません。また、かれがあなたと共にあることを知りつつ、恐怖や絶望に打ちひしがれてはなりません。かれに祈り、サラー(礼拝)しながら、どうして孤独を感じるでしょうか? かれがあなたの秘密も露わにしていることもご存知であることを確信しながら、どうして罪に走るのでしょうか? そしてうっかり誤ったり、間違えたりしても、アッラーのもとに立ち返り、悔悟し、罪を乞えば、かれはあなたの悔悟をお受け入れ下さるのです。

アッラーを信じることの実益:

  1. アッラーはあらゆる凶事を信仰者から追いやり、彼らを災難からお救いになり、敵の策謀から守って下さります。アッラーはこう仰せられました。『実にアッラーは、信仰する者たちをお守り下さる。』(クルアーン22:38)

  2. 信仰はよき人生と幸せ、喜びの源です。アッラーは仰せられました。『男女を問わず信仰者であり、正しい行いをする者、われらは必ずや彼によき人生を送らせるのだ。』(クルアーン16:97)

  3. 信仰は、心を迷信から清めてくれます。アッラーを本当に信じる人は、自分のことをアッラーだけに任せます。というのもかれは全世界の主であり、かれ以外には崇拝されるべき存在のない、真の神だからです。こうして彼は造被物を恐れることもなく、他人に心を預けることもありません。そして彼は、迷信や妄想から解放されるのです。

  4. 信仰の最も偉大な効果として、以下のようなものがあります:アッラーのお喜びを勝ち得ること。天国に入ること。永遠の安寧と、完全な慈悲の獲得です。