他人どうしの男女関係の決まり

他人どうしの男女関係の決まり:

  1. 視線を低めること:

アッラーが禁じられたものに対して目を背けるのは、貞節さと尊厳の保護への道です。

ムスリムはアウラ(103頁を参照)や、自分の欲望を煽るようなものを眺めたり、必要もなく女性に視線を釘付けにしてはいけません。

アッラーは男女いずれに対しても、視線を低めることを命じられました。なぜならそれは、何の制限もなく眺めることが罪と卑猥さへの道であるように、貞淑さと、尊厳の維持への道だからです。アッラーは仰せられました。『男性の信仰者たちに、視線を低め、自分たちの貞操を守るように言え。それが彼らにとって、最も実り多いことなのである。まさにアッラーは、彼らの所業に通じておられるのだ。また、女性の信仰者たちに、視線を低め、自分たちの貞操を守るように言え。』(クルアーン24:30-31)

しかし、もし禁じられたものを偶然に見てしまったら、そこから視線を逸らさなければなりません。視線を低めることは、全てのメディア媒介やインターネットにも当てはまります。そこで欲望を煽り、本能を刺激するようなものを見ることは、禁じられるのです。

  1. 礼儀と品性をもって接すること:

 他人である女性とは、それがいかなる方法であったとしても、欲望を刺激するいかなることからも距離を置きつつ、礼儀と品性をもって話し合います。この理由から:

  • アッラーは、女性が他人である男性といる時に、物柔らかな言葉づかいをしたり、なよなよと喋ったりすることを禁じられ、はっきりとした物言いをするよう命じられました。アッラーは仰せられました。『だから、物柔らかな言葉つかいをしてはならない。そうすれば、心に病がある者が欲することになってしまう。そして適切な物言いをするのだ。』(クルアーン33:32)
  • アッラーは、女性が歩き方や立ち居振る舞いにおいて刺激的な動作をし、ある種のアクセサリーを見せたりすることを、禁じられました。アッラーは仰せられます。『また、彼女たちは、自分たちの隠している飾りを知らすべく、その足を打ち鳴らしてはならない。』(クルアーン24:31)
  1. 密会(ハルワ)の禁止:

 ここで言う密会とは、他人どうしの男女が、誰にも見られない場所で2人きりになることです。イスラームは、それが卑猥な物事へのシャイターンの入り口であることから、密会を禁じたのです。預言者rは仰りました。「それ、シャイターンが3人目となることなしには、男が女と2人きりになることはないのだぞ。」(アッ=ティルミズィー2165)

  1. ヒジャーブ(ヴェール):

アッラーは男性ではなく、女性だけにヒジャーブを義務づけられました。それはアッラーが女性に、美の様相と誘惑の要素を設えられたからです。そしてそれは、男性が女性に対する試練となる以上に、男性への試練となるのです。アッラーは数多くの英知ゆえに、ヒジャーブを定められました。その一部は、以下の通りです:

女性が、人生と社会における学問的・実務的分野で、自分の尊厳と貞淑さを保持しつつ、自分の義務を最善の形で遂行できるようにするため。

  • 女性が、人生と社会における学問的・実務的分野で、自分の尊厳と貞淑さを保持しつつ、自分の義務を最善の形で遂行できるようにするため。
  • 一面では社会の清浄さを保ち、別の面では女性の尊厳を守るため、誘惑や刺激の機会を減らすため。
  • 女性を眺める男性を、貞節さと自己規律へと援助するため。こうして彼らは、情欲を誘う集団・遊びと享楽の道具などとしてではなく、彼女たちが自分たちと同様に文化的・学問的要素を享受する人間として、彼女たちと接するようになるのです。