導きと悔悟という恩恵への感謝

導きと悔悟という恩恵への感謝

ムスリムが、悔悟と導きという、アッラーの自分に対する恩恵に感謝するために行う最も偉大なことに、以下のようなものがあります:

  1. 宗教を固守し、そこにおける害悪に耐えること:

貴重な財宝を持つ人は、それに悪戯や盗みの手が届かぬよう守り、それを災いするようなあらゆることから保護しようと、躍起になるものです。そしてイスラームは全人類への最も偉大なプレゼントであり、単なる思想や、人が好きな時にだけ行うような趣味などではありません。それは、人生のあらゆる局面を司る宗教なのです。アッラーがその使徒に対し、イスラームとクルアーンを固守し、まっすぐな道であるそこにおいて妥協しないよう命じられ、こう仰せられたのは、こういった理由からなのです。『ゆえに、あなたに下されたものを固守せよ。本当にあなたは、まっすぐな道にあるのだから。』(クルアーン43:43)

ムスリムは改宗後、いかなる試練に遭おうとも、悲しんだりしてはなりません。そのようなことは、試練におけるアッラーの決まり事なのです。かつて、私たちよりも優れた人々がこの上なくひどい試練に遭い、忍耐して努力したものでした。アッラーが私たちに語って聞かされた、かれの預言者たちをご覧下さい。いかに多くの試練が、‐遠戚の者よりも、近親の者から‐彼らを襲ったことでしょうか。それでも彼らはアッラーの道において彼らに降りかかる災難にくじけず、自分たちの態度を変えることもありませんでした。このようなことは全て、あなたの信仰心の誠実さと確信の強さを試す、アッラーからの試練なのです。だから、この試練を乗り越え、あなたの宗教を固守し、アッラーに祈って下さい。預言者rは、次のような祈りを多く仰ったものなのです。「心を転がされるお方よ、私の心をあなたの宗教において堅固にして下さい。」(アッ=ティルミズィー2140)

 この意味において、アッラーIはこう仰せられました。『人々は、“信仰しました”と言いさえすれば、試練に遭わずに放っておかれるとでも思ったのか? また、われらは確かに、彼ら以前の者たちを試練にかけたのだ。それでアッラーはきっと、正直な者たちを明らかにされ、嘘つきたちを明らかにされる。』(クルアーン29:2-3)

  1. 英知とよき訓戒と共に、人々をイスラームへと招くことの努力:

これは人間が、自分に対するイスラームの恩恵に感謝する、最も偉大な手段の1つです。また同時に、これはアッラーの宗教において確立するための、最大の原因でもあります。自分を疲れさせ、苦しめ、日夜を反故にした重病から回復し、不治の病から治癒する者、そしてそれに対する有益な治療法を知った者は、それを人々の間に広めるにあたって最も積極的な者となります。そして、それは特に家族・親戚・自分が最も愛する人々に関して、顕著なのです。以下に、この件のご説明をしましょう: